『ガイアの夜明け』、結構好きです。
まぁ、タイトルは私の感想であって、番組の趣旨とはかなりずれてます。
出版社とか、新しい作家見つけるエージェンシーとか、
本の出版と、作家の育成にまつわるお話だったのですよ。番組はね。
ジェネレーションYって知ってますか?あたしはしらなかったんですけど、
10代の最後らへんから20代(ティーンエイジャー+その上の年齢層)だって。
あたしも、まったくもって超ビンゴな世代ですね。
はい。で、そんな世代が携帯、パソコンで文章に慣れることによって、
本に回帰して、そういうわけで、いわゆる流行の純愛モノの小説がよく売れる。
そう、ジェネレーションYはとってもステキなマーケット!イエス!そんな感じ。
『Deep Love』とかね。流行ってるらしいですね。
あたし、概略しか知らないんだけど、
フカキョンの『神様、もう少しだけ…』となにか違うんですかね?
まぁ、あの人はどうのこうのとか言うのは控えます。好みの問題ですから。
で、これからの売り方やら新人作家の発掘とかやってたわけですねー。
その、本が出版され、映画化が検討され〜っていう過程をね。
でもさ、思うわけですよ。
はてさて、やたら作家の育成って言ってますけど、なんだかんだ言って、
既存の受賞作家をこれからどう伸ばしていくか?
って考えてるんでしょうか。って。
この番組見てる限りじゃあ、新人作家の育成はよくわかるんですけれどもね。
新しいナニカを求めて、あっちこっち漁っては
ミリオンセラーを出せるような、新人作家を生み出す。
それはそれで、わかるんだけど。
けど、彼らのその後って全然見えてこなかった。番組見てる限りでは、ね。
最近ずっと考えてたんだけど、
コンテンポラリーアートでも、音楽でも、また、彼らのような作家達でも、
なんだか人じゃないみたいな気がしてしまうわけですよ。
彼らのクリエイションではなくて、彼ら自身が消費されてるように見えちゃうの。
あくまで、あたしには、だけど。ある程度味わったから、あとはポイってね。
なんかさ、あれ。音楽とかで俗に言う一発屋とかいうやつ。
マーケットの渦中に何だか周りにのせられて、飛び込まされて、
その後今までずっと指導してくれた周りは、
また新しい商品を漁りに行ったっきり。。。
そのまま、どうしたら良いかわからないまま流行がすぎ、
その人の才能を育成したり見守ってくれたりする人がいないまま
溺れてっちゃうの。気のせいかなぁ。なんだか、メディアでもそうだけど、
実生活の中とかででも、フューチャーされた人の、
4年後、5年後ってない気がしてならない。
なんか、これは違うような気もするけど、本当に生き残るというか、
消費されずに、自分のクリエイションだけを消費させる、
そういう、うーんなんて言うの?
ずっとその業界とかの表舞台に立ち続けることが出来る人。
そういう人って、当たり前に数が限られていて、
それは、なんて言うか、いわゆるホンモノと呼ばれる人だったり、
その人自身が、クリエイトしながらも、
ちゃんと自分のクリエイションのマーケティングが出来る人だと思うんだ。
だから、下手にそういう世界に恋い焦がれ、憧れ、たまたま機会に恵まれて、
飛び込んでみた子ってのは溺れちゃうんだと思うわけ。
そんなこと言ったって、才能は試してみなきゃわかんないじゃない。
って思うんですよ。夢を現実にしたい、と思う人々は。
だから、こういうのってある意味で博打なわけ。
才能だけに賭けるか、ちょっと不安なのでマーケティングとか、
ある種、有用な知識を担保としてもっておくか、みたいな。
スポーツで言えば、なんだか英語しゃべれないけどメジャーへいった新庄と、
地道に言語の勉強してたり、準備に入念だったりっていう、
サッカーの中田とか、イチローとかみたいな。
いや、新庄はダメだったとかそういう話じゃないですよ。あくまで例えです。
売れている間というのは、輝かしいものです。全盛ってのも確かにあると思う。
けど、誰もが岡本太郎や草間弥生になれるわけでもないし、
だれもが村上龍や村上春樹になれるわけではない。
けど、まー私の周りにいる、クリエイトをしている人々っていうのは、
少なくとも少しはそういうのって夢見たことがあるんじゃないかな。って。
あくまで想像なんだけど。。。
そんなにでっかくならなくても良いから、生業にしたいっていう人だったら、
もう少し増えるような気もする。
なんだか、まとまらなくなりつつあるけれど、
あたし自身の話になるけど、絶対に消費される人にはなりたくない。って。
けど、未来はわかんない。だから人生って博打であって、ゲームであり、
自分自身が主人公の一つの舞台なわけですよね。
まぁ、そんなにおもしろそうなものが人生なわけで、
あぁ、なんだかんだ考えたってやってみるしかねーんだなって。
あったよね、NIKEのコピーでさ。
Just do it!
って。
tha blue herbのリリックのどっかにあったよね。
言いたいことはただ一つ。 止まるな、やるしかねぇんだ。
って。